そば屋でミニマムな二毛作

新宿区のとある街に、早朝6時オープンの立ち食いそば屋がある。夜中の3時には灯がともり、出汁を引くよい香りが千鳥足の酔っ払いの鼻をくすぐる。開店と同時に、ブルーカラーの現場系の方々、独身?サラリーマンの方々で早朝からごった返すそば屋が、近頃立ち飲み屋をはじめたので、早速のぞいてみることに。

朝は普通のそば屋の顔
そばに生卵とご飯や、蕎麦とカレーなど、ボリューミーな朝食セットはお手頃価格380円

家賃の高い繁華街で最近よく見かけるのが、昼と夜で業態の違う、いわゆる飲食店の「二毛作」営業や「間借り」営業。昼と夜で、経営者が違うことがそのほとんどで、その物件で営業していた店が、営業時間外を他店(他の経営者)に貸し、お互いの家賃負担を軽減するのが狙いではじめるケースが多いようだ。うまくハマれば、もちろん「win win」なのだが、賃貸物件がほとんどなので、家主とのトラブルや、どちらかの事情で退店せざるを得ないケースもある。また、業態が違うがゆえ、限られたスペースで食材や飲料をどう保管するかなど、なかなかハードルが高いようだ。先日も夜はガールズバーで、朝から夕方までタイ料理の店で、繁盛していたお店が物件契約の関係上、惜しまれつつ退店してしまったという例もある。*ただ、人気店だけに現在、物件を探して近いうちに復活するという噂が

そして夜の顔???
かき揚げ2個は、塩と出汁の2種がついてなんと100円!しかも税込

そんな思いの外ハードルの高い飲食店の「二毛作」営業を尻目に、今回登場したのが立ち食いそば屋の立ち飲み屋。どうやら経営者は同じ、しかもかき揚げの天ぷらなど、そもそもあるそば屋のメニュー、食材を使っているからロスは少ない。さらには設備投資といえば見た所、もともとあるそば屋の券売機の横に、小型の券売機を新たに設置。後は既製品の赤提灯が加わっただけ。何も宣伝すらしていないのに、そこそこその赤提灯につられ近所の客が早くも常連客化しているようだ。インスタアップでワンドリンクサービスなど、外食激戦区におけるサービス合戦もしなくても客は来る、ここはまさにブルーオーシャンといったところ。ちなみに、かき揚げ100円+レモンサワー280円でちょい飲み380円。朝の朝食セットも蕎麦にカレーが付いて380円。たまたま偶然なのか、狙ってのことなのか興味深い価格設定だ。

券売機を見ると、枝豆、冷奴などのちょい飲みメニューがいくつかあるだけで、後はそば屋定番の天ぷら。しかも安い

しかし、前述の通り、経営者の親父さんは朝も夜も同じようで疑問が残る。一体いつ寝てるんだろう?ってね。今度、同一人物であるそば屋の店主か、立ち飲みの店主聞いてみよう。もしかして双子ってこともあるし(笑)